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アトム水性スプレー

手軽に塗装ができるスプレー塗料。塗装道具が無くても塗れるので、どなたでも簡単に作品作りや補修ができてしまう塗料なのですが、慣れていないとあれ?こんなはずではなかったのに!?ということが起きてしまうことがあるんです。

今回はスプレー塗装をする際に、知っておくと仕上りに差が出る基本とコツをご紹介していきたいと思います。

カラースプレーを吹く前に知っておいてほしいポイント

スプレーする場所は?

スプレー塗装をすると、思っている以上に遠いところまで細かい塗料(スプレーダスト)が飛び散ります。養生(マスカーなど)をしっかりしたつもりでも、あれ?こんなところまで飛んでしまっているということがあります。ですのでできる限り屋外での塗装をお奨めします。

スプレー塗装

また室内で塗装をするとスプレーの種類(ラッカースプレーなど)によっては、臭い(溶剤臭)がこもってしまいますので、やはり屋外の方が安心ですね。

ただし、強い風が吹いているときは、スプレーから噴射された塗料が風に流されてしまい、仕上りも悪くなってしまいますので、屋外で風の無い晴れた日を選んで塗装することが良いでしょう。もし弱い風がある日に塗装する場合は、風上から風下に向かってスプレーするようにしてください。

室内で塗装する場合は、換気と養生はしっかり行ってから塗装するようにしてください。

養生をしっかりする

先程もお話しした通り、思っている以上に遠いところまで細かい塗料(スプレーダスト)が飛び散ります。

養生 養生

こんなところまで飛ばないか?!と思って養生作業を行わないと、塗装が終わった後に、お家の外壁や大切な車にスプレーダストが付いているなんてことが起きてしまうかもしれません。

室内で塗装する場合も同様です。

新聞紙や養生シート、マスカーなどを使い、しっかりと養生をしてからスプレーを吹きましょう。

下地処理をする

金属やプラスチックなどツルツルした面には、塗料が付きにくく、付いたとしてもはがれやすくなってしまいます。そこで下地調整としてサンドペーパーを使い、目荒らしをしましょう。塗る素材にもよりますが、#320~#400程度のサンドペーパーで目荒らしを行って下さい。

下地処理(サンディング)

 

 

オンラインショップ入り口ボタン(水性スプレー)

 

 

成功するカラースプレー塗装のための基本テクニック

塗る場所、養生、下地処理など塗る前の準備ができたら、次は実際にスプレー塗料を手にして塗装していきますが、きれいに仕上げるためのポイントをいくつかご紹介します。

暖かい日を選び塗装作業をする。スプレー缶自体も冷え切っていないようにする

寒い日に塗装をする、またスプレー塗料自体が冷え切っていると、スプレーから噴射された塗料のミストが荒くなり、ガスが噴射しにくくなるので、ザラついたり、仕上りが悪くなってしまうことがあります。

できる限り暖かい日を選び塗装作業をすることをお奨めします。気温が5℃以下の場合は塗装しないようにしましょう。

またスプレー自体も室内などで管理し、冷え切っていない状態を心掛けてみて下さい。ただし熱源を用いて温めるなどは危険ですので、避けましょう。

スプレー缶を良く振る

スプレー缶を振る

意外に軽視されがちなのですが、塗装前に缶を良く振ることは塗装前のとても重要な準備作業です。

中身を良く混ぜるためにも、缶の中に入っている攪拌玉の音が30回以上するまで容器を十分に振ってから塗装を行いましょう。

また塗装中も時々振るようにしてください。

この缶を振るという準備作業をしっかりしないと、塗装ムラができたり、つまりの原因にもなります。

塗装するものの手前からスタートし、通り抜けて止める

塗装するものの真上から塗装をスタートすると、スタート部分が厚塗りになってしまうことがありますので、手前から噴射をスタートします。

スプレーのスタート位置

また最後も塗装するものを通り抜けてから止めるようにすると最初と最後が厚塗りにならず、ダレなどを防ぐことができます。

スプレーのコツ

平行に、吹く距離、動かすスピード、方向を一定にする

スプレーと塗装するものの距離は20cm~30cm離して塗装します。この距離が近すぎても厚塗りになりダレの原因にもなりますし、離しすぎるとザラザラしてツヤ引けの原因にもなります。

20cmほど離してスプレーする スプレー塗装の失敗例(距離が近い)

スプレー近すぎて失敗

またこの距離をできる限り一定に保ち、塗装するものに対して平行に、動かすスピード、動かす方向を一定にすることで、ムラなく仕上げることができますので、意識して作業してみて下さい。

厚塗りは厳禁!薄く数回に分けて塗り重ねる

一度で仕上げようとせず、薄く塗り重ねていき仕上げるようにしましょう。

薄く塗り重ねていく 塗装失敗例(厚塗り、ダレ)

厚塗りをしてしまうと、塗料がダレて仕上りが悪くなってしまったり、乾燥不良を起こしきれいな塗膜にならないなどの現象が発生することがあります。

あせらず数回塗り重ねて仕上げるようにしましょう。

スプレー塗装で仕上りがザラザラになってしまう原因

ツヤありスプレー塗料で塗装した缶 ツヤありスプレー塗料で塗装した缶(失敗例)

ツヤありのスプレー塗料で塗装をしたのに、ツヤがあまりなく、表面がザラザラになってしまった!というお話を良くお聞きします。

これはスプレーから噴射された霧状の塗料が、塗装したいものに付着する前に乾燥してしまうことで起きてしまう現象です。

原因は、吹く距離のところでも出てきましたが、距離を取りすぎるとその現象が起きることがありますし、また極端に暑い日に塗装作業を行うと起きやすい現象です。

この点に留意しながら作業を行いましょう。

 

カラースプレー塗装後の大事なひと手間と保管方法の注意点

次に使用する時の為にスプレーを逆さ吹き(空吹き)をする

スプレー缶の中に塗料がまだ残っている場合は、次にきちんと使用できるように、缶を逆さまにして空吹きをしてノズルの中に残った塗料を排出しておきます。

缶を逆さまにして、ボタンを押すと、最初は色のついた塗料が出ますが、すぐにガスだけに変わります。そうなったらOKです。

スプレー缶の逆さ吹き

※注意:逆さ吹きで塗装ができるスプレー塗料もございます。その場合は空吹きはできません。

保管場所に注意!

スプレー塗料の噴射するためのガスは引火性がある気体です。熱による破裂の危険性がありますので、火気の近く、直射日光が当たり暑くなる場所や自動車のなか、暖房器具の近くなどでは保管しないようにしてください、

また湿気の多い場所も、スプレー缶が腐食し、内容物が出てしまう恐れがありますので、同様に避けましょう。

スプレー塗料の廃棄方法

中身が残っている場合は、新聞紙などに塗り広げ、中身を使い切り、しっかり乾燥させます。

残ったスプレー塗料を新聞紙に塗り広げる

乾燥させた新聞紙は燃えるゴミとして廃棄することができます。

次にスプレーのキャップについているガス抜き機能を使い、ガスを排出し、キャップはプラスチックごみとして、空の缶はそれぞれの自治体のルールに沿って廃棄をしてください。

スプレー塗料のガス抜き

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【DIY】塗料(ペンキ)の捨て方、缶の処分方法

まとめ

ちょっとした点に注意するだけで、より仕上りの良い塗装作業ができそうですね。

ぜひお試しいただき、スプレー塗装をお楽しみください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

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