紫外線や雨にさらされ傷む前にメンテンナンスを!

ウッドデッキの塗装

ウッドデッキやラティスなど 屋外の木製品は放っておくと紫外線や雨により 傷んだり腐ったりし、次第に劣化してしまいます。
そこで木が傷む前に保護効果のある木部着色剤で きれいに塗り替えましょう。

目次

用意するもの

塗料と塗装用具

あると便利

  • オービタルサンダー

下地処理で使用するもの

  • ワイヤーブラシ
  • サンドペーパー(#240〜#320程度)
  • サンディングブロック
  • デッキブラシ

基本のアイテム

  • 手袋
  • マスカー
  • マスキングテープ
  • マイナスドライバー(缶を開ける時に使用)
  • ウエス
  • ブルーシートやポリシート

下地処理

清掃

泥や苔などの汚れがある場合は、水洗いをして出来るだけ取り除きます。
水洗いした後は、充分に乾燥させてください。

下地処理

全体を#240〜320程度のサンドペーパーを使って研磨していきましょう。
表面を、木目に沿って研磨する事が基本です。 平らな面の場合にはサンディングブロックに磨いて使うと削りやすくなります。

POINT

サンドペーパーがけは、力を入れすぎるとキズがつきやすく、均等な仕上がりになりにくいので、
「削る」というよりは「整える」という感覚で行ってください。
また、平らな面の場合にはサンディングブロックを使いましょう。
表面が激しく劣化している場合は、予めワイヤーブラシや目の粗い#180程度のサンドペーパーで削りとりましょう。

削りカス(粉)を拭き取る

サンドペーパーがけして出た粉を雑巾やウエスで充分に拭き取りましょう。
粉が取りきれないないとザラつきのある仕上がりとなってしまいます。

"広い面積の時はちょっと面倒..."そんな時は

[ オービタルサンダー ]
広い面積にサンドペーパーがけを行う場合に便利です。ご使用の際は破れにくい布製のサンドペーパーが適しています。

養生

マスキング

塗料がはみださないようマスキングテープを貼ってください。
ただし、木部保護着色塗料は、木部にしみ込ませるタイプのため、マスキングテープの端からにじみやすいので際をしっかり貼りましょう
床面には、ポリシートやブルーシート等を敷き保護すると塗装時の汚れが防げます。

POINT

フタを開ける前に容器をよく振り、フタを開けてからもかくはん棒などで底に固まりがなくなるまで充分にかき混ぜてください。
ステインタイプの塗料は特に顔料が下に沈殿していることがあります。

デッキを塗る順番を決めましょう。
まずフェンス部分から塗っていき、フェンスを両面塗り終えたら床面を塗ります。
塗装後の逃げ道を確保するため奥から手前(出口)に向かって仕上げていきます。

塗装

ラティスフェンスの塗装

格子の側面から先に塗っていきます。
原則として細かい部分から塗っていきます。
厚塗りを避け、タレないように気をつけましょう。

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PROCESS

①格子の側面

②奥の格子の表面

③手前の格子の表面

床面の塗装

先に板のすき間を塗ります。狭い隙間は、ハケを寝かせて毛先を差し込んで塗ってください。

次に板の表面を塗装します。木目に沿って木に吸い込ませるように塗っていきましょう。
表面にしみ込まなかった塗料が残らないようにハケで塗り広げていきましょう。

POINT

広い部分はコテバケを
使うと便利

コテバケは広い部分を効率的に塗ることができます。
また、塗りムラになりにくいのでおすすめです。
ただし塗る面に凹凸がある場合は適しません。

木口の塗装

他の面と比べ雨が木の内部にしみ込みやすく、傷みの原因になってしまうので、たっぷりしみ込ませるように塗り保護してください。

2回目の塗装

1回目の塗装後、2時間(冬期は4時間)以上あけて同じ手順で塗っていきます。

あとしまつ

マスキングテープをはがす

マスキングテープは、乾く前にはがしてください。
床面 に敷いた新聞紙等は汚れている面を内側にして丸めて 捨てると周りを汚さずに処理できます。

用具の手入れ

ハケに残った塗料を古新聞やボロ布で落とし、乾く前に 石けん水でよく洗った後充分に水ですすいで、陰干ししてください。
ハケの手入れは乾燥する前に行ってください。乾燥するとハケの毛が固まって使用できなくなってしまいます。

完成

Before

After

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