紅梅の匂い
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東京都内有数の梅の名所として名高い世田谷区にある羽根木公園では、紅白の梅が咲き誇っています。
花から花へ飛び回るメジロの美しい鶯色は、梅の花に映えて春を感じさせてくれます。
梅は遣唐使が薬として中国より持ち帰ってきたものが最初と伝えられていますが、花そのものの美しさから日本の春を告げる風物詩として、多くの万葉の歌人により梅にまつわる詩歌が残されています。
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この季節に飾られる雛人形では「紅梅の匂い」(こうばいのにおい)と呼ばれる紅梅色のグラデーションの襲(かさね)色目がよく使われます。
襲色目とは平安時代の宮廷貴族の装束に用いられた衣の表地と裏地を重ねて生まれる色合い、または衣と衣を重ねて着た場合の色の組み合わせのことで、当時の絹はとても薄く色がよく透けることから、独特の美しい色調がみられ、多くの襲色目が生まれした。
豊かな自然が移り変わる中で育まれた四季を感じさせる繊細な色合いには、日本の美意識が凝縮されています。令和の時代においてフリーコートの色で季節ごとの襲色目をアレンジしてみるのも新しい試みかもしれません。
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北斎ブルー
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1月後半、快晴の青空に美しい富士山の姿を眺めることができました。青の濃淡から浮き上がる輪郭は葛飾北斎の浮世絵「冨嶽三十六景 凱風快晴(通称「赤富士」)」を連想させます。
その「赤富士」には藍摺版の通称「青富士」があり、藍摺には動物性の人口顔料でプルシャンブルーと呼ばれる「ベロ藍」が使用され、これまで浮世絵版画で用いられていた植物由来の青は発色や定着性に難がありましたが、ベロ藍は深みのある墨に近い青や薄い透明感のある青が再現可能で、より魅力的な色彩表現を可能としました。
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北斎は「冨嶽三十六景」で黒ではなく藍で輪郭線を描いたり、当時日本に輸入されたベロ藍を好んで使用し、後に「北斎ブルー」と呼ばれるようになりました。フリーコートには青のカラーバリエーションが豊富にあります。
葛飾北斎の世界観をイメージした美しい青の濃淡で、その時代に思いを馳せながらペイントするのもきっと味わい深いはずです。
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新春の彩りPart 2
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前回に引き続き新春の浅草で見かけた色がテーマです。
風情溢れる街を散策していると、三社祭で有名な浅草神社の手水舎には花を浮かべた花手水(はなちょうず)、老舗提灯屋の粋な紅白の江戸手描提灯、祭用品専門店には日本の伝統模様をアレンジした色とりどりの子供用の甚平など、日本の美意識が育んできた日常生活に根差している色を垣間みることができ、気持ちが明るくなります。
コロナ禍がいつ収束するかわからない状況では、日々の暮らしから心を満たすことがより大切になってくると感じています。
そこでは「色」がより大きな役割を果たしてくれるはずです。
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緊急事態宣言下につき自宅で過ごす時間が長くなっていますので、フリーコートでお好みの色に塗り替えた花瓶や鉢でグリーンやフラワーをコーディネートしたり、部屋を明るくしてくれる小物のカラーアレンジを楽しんだりなど、心晴れやかに過ごしていきましょう。
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新春の彩りPart 1
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東京最古のお寺である浅草寺には毎年初詣時期に多くの参拝客で賑わいます。
今年は分散参拝の呼びかけや、感染症対策から検温が設置されていたり、例年とは様子の違う初詣の光景となりました。
どことなく少し寂しい雰囲気の中、控えめながら門松にしめ縄といったお正月飾りや、伝統的な日本の色をたくさん見かけることができます。
雷門の落ち着きのある朱赤、繭玉飾りの紅白、大提灯の鮮やかな赤、そして五色幕。この時期らしい明るく華やかな色からは活力を得られ、静かながらに気持ちが前向きになってきます。
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2021年も緊急事態宣言再発令での幕開けなど難しい状況は続きますが、
フリーコートの色で日々の暮らしを彩り、希望を持って心身とも伸びやかに過ごしていきましょう。
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優しい光
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いつもより静かな雰囲気の表参道では、ケヤキ並木を華やかに灯すイルミネーションではなく、今年は柔らかで控えめな光を楽しむことができます。
ニューノーマルに移行した社会情勢から、表参道ヒルズのクリスマスツリーでは気持ちを安らげてくれるシャンパンゴールドが輝いています。街並みの装飾が演出する優しい灯りの空間からはホッとできるような安らぎを感じ、ショップディスプレイの華やかで品のある色みが気持ちを明るくしてくれます。
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クリスマスが近づいているこの季節、小物や装飾品をフリーコートの色によるアレンジで、ご自宅を今のご自身の気持ちに寄り添った心地良い空間に演出してみたらいかがでしょうか。
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初冬の青山を散策
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北風が冷たくなってきた青山を散策すると、洗練された街並みの中にも樹木や植物の移りゆく色彩の美しさを感じることができます。
SHARE GREEN MINAMI AOYAMA(シェアグリーン南青山)は都心の中の緑のオアシスといえる場所で、この季節の植物や花々に囲まれた広場と、フリーコートでも人気の落ち着いたピンクとグリーンでカラーリングされたコーヒーショップが、喧騒から離れてゆったりとリラックスできる心地よい空間を演出しています。
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明治神宮外苑のいちょう並木では、辺り一面に金色の葉が落葉して降り積もり、最後の見頃を迎えています。撮影した日は澄み切って抜けるようなスカイブルーで、いちょうの葉の豊かなカラーバリエーションを美しく引き立てていました。
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NEW HOME OFFICE
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2020年10月23日(金)~11月3日(火・祝)に開催されたデザイン&アートの祭典「DESIGNART TOKYO (デザイナート・トーキョー) 2020」。この祭典は東京の街全体が会場であり、今回はリモートワークなど多様な働き方に合わせた新たなホームオフィス環境を提案している展示に注目しました。
落ち着いたグリーン系など柔らかな色調の椅子やデザイン雑貨、屋外のテラスや庭で自然と寄り添った環境づくりなど、エコやサステナブルを意識した快適なワークスペースが求められていると感じます。
大きな変化があるニューノーマルでの暮らしや価値観に合わせて、フリーコートの色から新しい環境について考えてみませんか。
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初秋の味わい
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秋が深まる初秋の10月は植物の美しい変化とともに味わい深い色を楽しめる季節です。
横浜・三渓園の景色もススキの穂が緑から黄金色に変わり、陽射しが当たると綿毛がいっそう光り輝き、ひっそりと佇む萩の花の控えめで可憐な赤みの紫色が彩りを加えます。
落ち着いた緑がゆったりと広がる風景を見ていると侘び寂びと共に秋の深まりを実感し、
紅葉の時期とはまた違った素朴な美しさを感じさせてくれます。
散策にうってつけのこの季節、秋の色を探しにお出かけされると、自然の美しさに改めて気づかされるかもしれません。
Written by カラーアトラス
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