初めての方でも塗れるおすすめDIY
ベランダ床の塗装



古くなったベランダの床。
ひび割れや亀裂がでていませんか?
傷む前に、ベランダに適した塗膜性能の塗料で塗り替えして長持ちさせましょう。
目次
用意するもの
塗料と塗装用具
- 簡易防水塗料
- ハケ
- ローラーバケ
- バケット(または受け皿)
- マスキングテープ
- 継ぎ柄(あると便利)
道具
- ホウキ、デッキブラシなど
- 高圧洗浄機(あると便利)
- コーキング(ひび割れがある場合)
基本のアイテム
- 手袋
- ウエス
- 缶切り(または皮スキなど)
ベランダ塗装の必要性
猛暑や大雨・長雨など、ベランダの床は、紫外線・雨風・気温の変化などの環境による劣化や、歩行による摩耗や振動負荷などで少しずつ痛んできます。
痛みがひどくなる前に定期的に塗り替えすることで、
見た目もきれいになるだけでなくベランダそのものを長持ちさせることができます。

コーナーなどに
出る亀裂

表面の細かいひび割れ
ベランダに適した塗膜性能の
ポイント

今回はベランダに適した塗膜性能を持つ、水性で扱いやすい簡易防水塗料を使って塗装する方法をご紹介いたします
※簡易防水塗料はシート防水の上には
使用できません。
※雨漏りしている場合には専門業者にご相談ください。
※新しいコンクリート面に塗る場合は、施工後
4週間ほど経過し、表面が白くなってアルカリ分が弱くなってから塗って下さい。
また風通しのよくない場所でも、アルカリ分が
弱くなるまで塗装を待ちます。
清掃
塗装する面をほうきで清掃し、デッキブラシや高圧洗浄を使って水洗いし、ゴミ、砂、苔等を除去します。
その後充分乾燥させます。
(塗装する日の前日に行ってください。)


補修
ひび割れがある場合はコーキングで
補修をしておきましょう。


コーキング材によって上塗り可能時間が異なります。
必ず表示の上塗り可能時間に従って、
事前の補修を行ってください。
マスキング
塗料のはみ出しを防ぐためにマスキングテープで
養生します。

テープは際までしっかり貼りましょう。

排水溝まわりなども覆いましょう。
下塗りの塗装
上塗りする前に水性下塗剤を塗装します。(1回塗り)
上塗り可能時間約3時間以上(冬期は6時間以上)

ローラーが入らない細かい箇所は先にハケで塗装します。

広い面の塗装は継ぎ柄を使うと効率的に作業できます。
下塗りが必要な4つのワケ
固める
高める
止める
高める

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ローラーの選び方
床面のように広い面積を塗装する場合は、塗り面積が多いレギュラーローラーを選ぶと効率的です


大缶の場合の攪拌方法

大缶は開ける前に逆さにしてよく振りましょう。

皮スキなどで缶の天面を切って開けます。

ヘラで底の方までしっかり混ぜましょう。
上塗りの塗装
初めにローラーバケでは塗りにくい隅から
ハケで塗っていきます。
最後に広い面をローラーバケで塗ります。
1回目乾燥後、同様に2回目を塗装します。
(塗り重ね可能時間:4時間)

排水溝まわりなど細部を先にハケで塗装します。

最後に広い面をローラーバケで塗装します。

1回目が乾いたら、同様に2回目を塗装します。
POINT

立ち上がり部分は幅の狭いローラーが便利です。

塗布量は多めにたっぷりと塗るのがポイントです。
完成
before

after

重量物の使用は24時間以上開けてください。
滑り防止効果を高める『防滑仕様』
防滑材は床面をすべりにくくするケイ砂材です


細やかな凹凸仕上げとなり、防滑効果を発揮します。

塗料をヘラなどでかき混ぜながら防滑材を徐々に入れます。満遍なく行き渡るように底の方からよく混ぜましょう。
防滑材を混ぜて塗装する場合、
塗り面積は2割程度減少します